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NFTは支えてくれた証になる

NFTの使い方って、

デジタルの絵や音楽を所有するというようなのが一般的だ。

 

でもこの先、NFTを使えば、

あるバンドの初期の売れない頃にファンとして支えた証とする、

そんな使い方もできるんじゃないかと思った。

 

今NFTは、

現在このデジタルの絵を持ってるのは私ですよ

と証明して、

コレクションにしたり、

アイコンに使ったりしている。

 

これは今の時点で何ができるかという考えのもとで、

このような使い方がされている。

 

ここには時間軸の考え方がまだない。

 

それはまだNFTが出てきてから

そんなに時間が経ってないから

当たり前だと思うし、

これからもっと、他の使い方も出てくるはず。

 

そんな中で最初に書いたように、

バンドの初期の売れない頃にファンとして支えた証としても

使えるんじゃないかと思ったのだ。

 

どういうことかというと、

あるバンドが初期の頃にNFTを作り、

それをファンに買ってもらうとする。

 

そのお金はバンドに入るし、

それによってバンドを続けていける資金になる。

最初の売れない頃は、

このお金がとてもありがたいはず。

 

 

 

 

NFTの仕組みだと、

誰がその時に買ってくれたのかが、

何年経ってもわかる。

 

数年後、このバンドがビッグになって、

大きくお金を稼ぐようになった時、

初期に支えてくれたファンには、

すごく感謝するはずだ。

 

今まではそんなファンが誰なのかは、

バンド側からはわからなかった。

 

それがNFTによって、

誰が買ってくれてたかがわかるのだ。

もちろん、個人名とかじゃなくて、

ウォレットのアドレスがわかるってことだけど。

 

初期に支えてくれたファンに対して、

特別にNFTを送るだとか、

仮想通貨をプレゼントする、

みたいなことで還元することが可能になる。

 

バンドだけじゃない。

 

例えばスタートアップの企業でも同じこと。

会社を立ち上げた頃に

資金を出してくれた人に、

後に還元するようなことができる。

 

株式会社の仕組みに近しいと思うかもしれないけど、

考え方がちょっと違う。

 

株式会社は常に利益を上げて、

株主に還元していかなければならない。

 

でもこのNFTのような仕組みは、

すぐに還元する必要はない。

元々この会社いいなと思ったところに

お金を出して支えてあげるというような意識なので、

儲かってから還元してもらえればいいのだ。

 

社会的に意義のあることをやろうとしていても、

株式会社の形式だと、

どうしてもリアルタイムの利益創出が必要になってくる。

 

そうではなく、

じっくり時間をかけ、

社会に必要とされる事業が実になった時、

今まで支えてくれた人達に感謝し還元する仕組みができる。

 

提供する人達も、

一緒に育てていくような意識で

成功を祈っていく。

 

こんな世界が実現できると、

今の資本主義での成果をすぐに求められるようなことだけではない、

いい世界に近づいていくんじゃないだろうか。

 



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