20世紀最大の芸術家ピカソにこんな話があります。
ある時ピカソがレストランで食事をしていると、
ウェイトレスが近づいて、紙ナプキンを渡してこう言った。
「簡単な絵で構わないので、何か描いて頂けませんか。報酬はお支払いします」
ピカソは即興で絵を描いてくれたので、
ウェイトレスが値段を聞くと、
「報酬は100万円だ」
「あなたが有名な画家であることは知っていますが、30秒で描いた絵が100万円というのは高すぎます」。
これを聞いたピカソはこう答えたそうです。
「30秒ではない。30年と30秒だ」
確かに。
この30秒で絵が描けるようになったのは、
今まで膨大な時間をかけ、数多くの作品を描いてきたからだ。
たまに10分で曲を作るっていう企画がある。
有名な方が即興で作っているのはすごく面白いし、
こんな短時間でこれだけのものが作れるのかと思う。
だけど、ピカソの話と同じだと思った。
10分で作ることができるのは、
それまでの時間と数をこなしてきた経験があるから、
それだけのクォリティでできるんだと思う。
そう考えると、
何でも同じだけど、
やっぱり時間と量というのは必要なんだと改めて思う。
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